骨折からの再挑戦。その先に見えた「富士ヒル」のリアル|富士スバルライン試走レポート
こんにちは、港北店の松野です。
「もう、自転車は無理かもしれない」
そんなことを考えていた自分が、今年は富士ヒルクライムに挑戦します。
前々回の記事(2度の骨折「もう自転車は無理かもしれない」それでも富士ヒルに挑戦する理由)では、2度の鎖骨骨折と3回の手術、そこからもう一度自転車に向き合うまでを書かせていただきました。
そしてヤビツ峠でのトレーニング(富士ヒル直前!ヤビツ峠で我慢するヒルクライム練習してきた)を経て・・・
今回はその続き。
本番前に、実際のコースである「富士スバルライン」を試走してきました。
正直に言うと——
想像より、ずっとキツかったです。
でも同時に、「ああ、やっぱり自転車って最高だな」と思える日でもありました。

目次
いざ、富士スバルラインへ
富士ヒルクライムの舞台となる富士スバルライン。
全長約24km、標高差1,255m、平均勾配5.2%。
数字だけ見ると「一定勾配で登りやすそう」に見えるかもしれません。
ですが実際に走ると、この“ずっと終わらない感じ”が本当に脚を削ってきます。

序盤は景色を楽しむ余裕もありました。
「意外と行けるかも?」
そんな風に思ったのも束の間。
淡々と続く登りに、徐々に脚が重くなっていきます。
しかも富士山特有の気候なのか、天気と気温の変化がかなり激しい。
下界では暖かかったのに、標高が上がるにつれて空気が一気に冷たくなる。
「これ、本番はウェア選びかなり重要だな…」
と、試走なのに妙に現実的なことを考えていました。
骨折後の身体との対話
今回の試走で一番感じたのは、「以前と同じ身体ではない」ということでした。
ダンシングでバイクを振る瞬間。
路面のギャップを越える瞬間。
無意識に右肩をかばっている自分がいました。
怖さがゼロになった訳ではありません。
下りでは特にそうです。
スピードが出るたびに、1回目の落車の記憶が頭をよぎる。
でも、それでも前に進めている。
以前の自分なら「まだ無理だ」と止まっていたかもしれません。
だけど今回は違いました。
力強くペダルを回す。
健康であることに感謝しながら・・・
富士ヒルは「脚」だけじゃない

試走して改めて思ったのですが、富士ヒルって単純な脚力勝負ではない!
ペース配分。
補給。
気温対応。
メンタル。
全部ひっくるめてのヒルクライム。
オーバーペースになると一気に終わります・・・
なので今回は、
「頑張りすぎない」
をテーマに走りました。
結果的に、それがかなり良かった気がします。
当然速い人がたくさんいます。
でも今の自分が戦っている相手は、“過去の自分”。
五合目で見えた景色

五合目に近づくにつれて、景色が一気に変わります。
森林限界に近づき、空が広くなる。
疲れているのに、なぜか笑ってしまう。
タイムは全然速くありません。
ひと先ず完走できた。
最後まで踏めた。
その事実だけで、十分価値がありました。
本番へ向けて
もちろん課題も山ほど見えました。
- 後半のペース維持
- 補給タイミング
- 肩周りの疲労
- 下山装備
- メンタル管理

でも、試走したことで不安はかなり減りました。
そして何より、
「ちゃんと富士ヒルを楽しめそう」
そう思えたのが一番大きいです。
試走をサポートしてくれた輿石と丸山↓↓↓
相棒のEmonda SLR!
MAVICのCOSMIC SLRもいい感じ♪
6月7日、笑顔で帰ってきます
骨折した時は、富士ヒルを目指すなんて想像もできませんでした。
でも今、自分はまたスタートラインに立とうとしています。
速さだけじゃない。
順位だけじゃない。
それを確かめるための富士ヒルです。
本番はきっと苦しいです。
でも、それ以上に楽しんできます。
終わった後はおいしいものも食べたい!
6月7日。
無事に、笑顔で帰ってきます。
待ってろよ、富士山!
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